タイ人と知り合ったとき、
「名前は?」
と聞いたら、
「Bankです」
「Golfです」
「Iceです」
「Beerです」
なんて答えが返ってくることがあります。
「それ、本名なの?」
と思いますよね。
実はほとんどの場合、本名ではなくニックネームです。
タイでは家族や友達だけでなく、学校や職場でもニックネームで呼び合うのが普通です。
タイ人には本名とは別にニックネームがある
タイでは、多くの人が本名とは別に「チュー・レン(ชื่อเล่น)」と呼ばれるニックネームを持っています。
そして面白いのが、日本の「あだ名」とは少し感覚が違うこと。
日本では仲良くなってからニックネームが付くことがありますが、タイでは生まれたときから家族がニックネームを付けることが一般的です。
そのため、大人になってもその名前をずっと使います。
会社でも、
「〇〇部長」
ではなく、
「P’ Bank」
「P’ May」
など、ニックネームで呼ぶことも普通です。
ニックネームがとにかく自由
タイのニックネームは本当にバリエーション豊富です。
May、Noon、Nanなど名前らしいものもあれば、
Bank
Golf
Beer
Ice
Mint
Cream
Cake
など、英単語がそのままニックネームになっていることもあります。
最近では外国語やブランド名など、かなり個性的なニックネームを付ける家庭もあります。
日本人からすると「どうしてその名前になったの?」と思うようなニックネームもありますが、本人に聞いてみると意外な由来があったりして面白いです。
「P’」を付けて呼ぶのもタイらしい
タイ人同士の会話を聞いていると、
「ピー・〇〇」
と呼んでいるのをよく耳にします。
この「P’(ピー/พี่)」は、自分より年上の人に付ける呼び方です。
たとえばBankさんが自分より年上なら、
「P’ Bank」
と呼びます。
逆に年下の人には「Nong(ノーン/น้อง)」を付けることがあります。
タイでは年齢による上下関係を比較的大切にするので、名前の呼び方にもその文化が表れています。
本名を知らないまま何年も付き合うことも
タイで長く生活していると、何年も知っている友達なのに、
「あれ?この人の本名なんだっけ?」
ということが普通にあります。
LINEもニックネーム。
会社でもニックネーム。
友達同士でもニックネーム。
普段の生活で本名を使う機会が意外と少ないんです。
逆に契約書や銀行など正式な手続きになると、突然ものすごく長い本名が出てきて、
「誰?」
となることもあります。
タイ人と仲良くなったら、ぜひ一度「そのニックネーム、どうして付いたの?」と聞いてみてください。
意外とそこから会話が盛り上がります。
ニックネーム文化を知ると、タイ人との距離も少し近く感じられるかもしれません。