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■タイの国旗の意味とは?赤・白・青に込められた意味と意外と知らない歴史

2026.08.19

タイに住んでいると、ほぼ毎日のように目にするタイの国旗 。

学校、役所、ホテル、ショッピングモール、道路沿いなど、バンコクを歩いていれば至るところで見かけます。

でも、あまりにも当たり前にありすぎて、

「そういえば、タイの国旗ってなんで赤・白・青なんだ?」

と考えたことはありませんか?

タイに長く住んでいても、意外と説明できない人は多いかもしれません。

今回は、タイ国旗の色の意味や歴史、昔の国旗、タイ国旗の日などについて、タイ生活のちょっとした豆知識としてご紹介します。

 

タイの国旗は何色?

現在のタイ国旗は、

赤・白・青・白・赤

の順番に並んでいます。

「え?5本じゃん」

と思った方。

その通りです(笑)。

横帯自体は5本です。

ただし、中央の青い部分だけが他の帯の2倍の太さになっています。

つまり国旗の縦幅を比率で見ると、

赤1:白1:青2:白1:赤1

となり、全体を6等分してデザインされているということ。

真ん中の青を2本分として数えれば6つ分ですが、正式には5本の横帯です。

知らずに見ると全部同じ太さに感じますが、一度知ってしまうと次から青の太さばかり気になります。

 

タイ国旗の名前は「トン・トライロング」

タイの国旗はタイ語で、

ธงไตรรงค์(Thong Trairong/トン・トライロング)

と呼ばれています。

「ไตร(トライ)」は「3」、
「รงค์(ロング)」は「色」という意味。

つまり簡単に言えば、

「三色旗」

です。

かなり分かりやすい名前です。

日本の国旗が「日の丸」なのに対して、タイは「三色」。

確かに見たまんまです(笑)。

 

タイ国旗の「赤・白・青」にはどんな意味がある?

もちろん、この3色は適当に選ばれたわけではありません。

タイ国旗の赤・白・青には、それぞれタイという国を象徴する意味が込められています。

🔴 赤=国家・国民

赤は、国家・国民を表しています。

タイという国、そしてタイを支える人々を象徴する色です。

 

⚪ 白=宗教

白は、宗教を表しています。

タイと聞くと、多くの人が寺院や仏教を思い浮かべるのではないでしょうか。

バンコクを車で走っていても、

「こんなところにもお寺あったんだ」

というくらい寺院があります。

タイの文化や生活を知るうえで、宗教は切っても切り離せない存在です。

 

🔵 青=国王

そして中央の青は、国王・王室を象徴しています。

しかも先ほど説明したように、この青だけ他の色の2倍の太さ。

国旗のど真ん中に、ドンッと配置されています。

タイという国において王室が非常に重要な存在であることが、国旗のデザインからも感じられます。

つまりタイ国旗は、

「国家・宗教・国王」

という、タイを象徴する大切な要素を3色で表現しているわけです。

ただのオシャレなボーダー柄ではありません。

 

実は昔のタイ国旗には「象」がいた

現在は赤・白・青のシンプルなデザインですが、昔のタイの国旗はかなり違いました。

なんと、

象がいました。

しかも白い象です。

昔のシャム(現在のタイ)では、赤い背景に白象が描かれた国旗が使用されていました。

タイに詳しくない人が見ても、

「これはたぶんタイだな」

と分かりそうなくらいタイ感の強いデザインです。

タイでは昔から白象は非常に特別な存在で、王権とも深いつながりがあります。

現在でもタイのお土産、ホテル、レストラン、企業ロゴなど、至るところで象を見かけますよね。

タイと象の関係は、かなり昔から続いているということです。

 

現在のタイ国旗が誕生したのは1917年

現在使われているタイ国旗が正式に採用されたのは、

1917年9月28日。

当時の国王、ラーマ6世(ワチラーウット王)の時代です。

1917年といえば第一次世界大戦の真っただ中。

当時のタイはまだ「シャム(Siam)」と呼ばれていました。

100年以上前に作られたデザインが、現在でもほぼそのまま使われています。

そう考えると、毎日道路沿いで何気なく見ている国旗も急に歴史あるものに見えてきます。

 

9月28日は「タイ国旗の日」

現在のタイ国旗が制定された9月28日は、

Thai National Flag Day(タイ国旗の日)

とされています。

タイ語では、

วันพระราชทานธงชาติไทย

と呼ばれています。

ただし、

祝日ではありません。

「国旗の日?じゃあ会社休み?」

と思った方、残念です(笑)。

タイは祝日の多い国ですが、さすがに国旗の日までお休みにはなりません。

 

朝8時と夕方6時、突然みんなが止まる?

タイに来たばかりの日本人が驚くことのひとつが、公共の場所で流れるタイ国歌です。

タイでは国旗の掲揚・降納に合わせて、朝8時と夕方6時に国歌が流れることがあります。

駅や公園などで国歌が流れると、人々が立ち止まる光景を見ることもあります。

初めて遭遇すると、

「え、なんで急に全員止まったの?」

となるかもしれません。

僕もタイに来たばかりの人から、

「さっき駅で突然みんな止まったんだけど、あれ何?」

と聞かれることがあります。

タイに住んでいると普通になってしまいますが、日本から来た人にとってはかなり新鮮な光景です。

 

タイの国旗をよく見ると、タイという国が見えてくる

普段は何気なく見ているタイ国旗。

でも意味を知ってみると、

赤=国家・国民
白=宗教
青=国王

と、タイという国を象徴する大切なものがギュッと詰め込まれています。

さらに、

赤1:白1:青2:白1:赤1

という「5本の帯だけど、縦幅は6等分」というデザイン。

昔は白い象が描かれていたこと。

現在の国旗は100年以上使われていること。

意外と知らなかったことも多いのではないでしょうか。

タイに長く住んでいると、こういったものは「いつもの景色」になってしまいます。

でも、当たり前にあるものを少し調べてみると、そこからタイの歴史や文化が見えてくるのも面白いところです。

次にタイ国旗を見かけたら、ぜひ中央の青い部分を見てみてください。

「本当に2倍だ……」

となるはずです。

そして誰かに、

「タイの国旗って5本に見えるけど、実は縦幅を6等分してるんだよ」

と教えてあげてください。

ちょっとだけタイ通になれます。

たぶんモテるほどではありません(笑)。

 

タイ国旗について簡単にまとめると

名称: ธงไตรรงค์(トン・トライロング)
色: 赤・白・青の3色
横帯: 5本
縦幅: 6等分(赤1・白1・青2・白1・赤1)
赤: 国家・国民
白: 宗教
青: 国王
現在の国旗制定: 1917年9月28日
タイ国旗の日: 9月28日

タイ旅行やタイ生活では、寺院や料理、観光地だけでなく、こうした何気ないものにもタイらしい歴史が隠れています。

街中でタイ国旗を見かけたら、ぜひちょっとだけ思い出してみてください。

いつものタイの景色が、少しだけ違って見えるかもしれません。