タイに住むことが決まった方から、
「雨季って毎日ずっと雨なんですか?」
と聞かれることがあります。
「雨季」と聞くと、日本の梅雨のように朝から一日中しとしと雨が降っているイメージを持つ方も多いかもしれません。
でも、バンコクの雨季は日本の梅雨とはちょっと違います。
バンコクの雨季はいつ?
タイには大きく分けて「暑季・雨季・乾季」の3つの季節があり、バンコクでは一般的に5月頃から10月頃までが雨季といわれています。
「半年近く雨季なの?」と思うかもしれませんが、毎日一日中雨が降り続くわけではありません。
朝は普通に晴れていたのに、夕方になると急に空が真っ暗になり、
「これは来るな……」
と思った数分後にはものすごい雨。
バンコクに住んでいると、よくある光景です。
日本の梅雨との一番の違いは「降り方」
日本の梅雨は、曇り空が続いて一日中しとしと雨が降る日も多いですよね。
一方、バンコクの雨季は「短時間に一気に降る」という感じです。
突然ものすごい勢いで雨が降り、雷が鳴り、道路が一瞬で川のようになることもあります。
ところが1〜2時間もすると、
「さっきの雨は何だったの?」
というくらい普通に止んでいることも。
タイに来たばかりの頃は雨の勢いに驚くと思いますが、しばらく住んでいると「今出ても濡れるだけだから、ちょっと待とう」となってきます。
タイ人が雨宿りしながらのんびりスマホを見ているのも、待っていれば止むことを知っているからかもしれません。
雨季のバンコクで大変なのは「冠水」
バンコクの雨季で気をつけたいのが、大雨の後の道路の冠水です。
短時間に大量の雨が降ると排水が追いつかず、場所によっては道路に水が溜まってしまうことがあります。
いつもなら車で10分の距離なのに、大雨の日は30分以上かかる。
タクシーやGrabを呼んでもなかなか来ない。
そんなことも珍しくありません。
特に夕方の帰宅時間と大雨が重なると、道路がかなり渋滞することがあります。
大切な予定がある日は、雨雲を見ながら少し早めに移動するのがおすすめです。
バンコクでは傘だけでは足りないことも
日本では雨の日=傘というイメージですが、バンコクのスコールは傘を差していても足元がかなり濡れます。
そのため雨季は、濡れても大丈夫な靴やサンダルがあると便利です。
折りたたみ傘もバッグに一本入れておくと安心ですが、あまりに雨が強いときは無理に歩かず、カフェやショッピングモールなどで雨宿りするのもタイ生活のコツです。
物件選びでも雨季は意外と重要
実はお部屋探しでも、雨季だからこそ分かることがあります。
たとえば、
「物件の前の道路は冠水しやすいのか」
「BTSの駅まで雨に濡れずに行けるのか」
「シャトルサービスはあるのか」
「タクシーやGrabが入りやすい場所なのか」
などです。
晴れている日に内覧すると駅まで徒歩10分でも気にならないかもしれません。
でも、タイの暑さ+突然の大雨の中での徒歩10分となると、話は少し変わってきます。
バンコクのお部屋探しでは「駅から何分」という数字だけではなく、実際の生活動線まで考えて物件を選ぶことが大切です。
雨季だからといって毎日雨ではありません
「雨季にタイへ行くのはやめた方がいいですか?」と聞かれることもありますが、個人的にはそこまで心配する必要はないと思います。
雨季でも晴れている時間はたくさんありますし、雨が降っても短時間で止むことも多いです。
むしろ一度スコールが降った後は、少し気温が下がって過ごしやすく感じることもあります。
最初は突然のスコールや雷にびっくりするかもしれませんが、それも含めてタイらしい日常のひとつ。
折りたたみ傘を一本バッグに入れて、
「降ったらちょっと雨宿りすればいいか」
くらいの気持ちでいると、バンコクの雨季とも上手に付き合えるようになってきます。