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■タイの賃貸契約、日本と何が違う?敷金・礼金・デポジットを解説

2026.05.10

タイで初めて賃貸契約をすると、

「敷金は?」

「礼金は?」

「保証金ってあるの?」

と、日本と同じ感覚で考えますよね。

タイにも似た仕組みはあります。

ただし名前や考え方が少し違います。

タイでは「デポジット」

バンコクの賃貸物件では、日本でいう敷金のようなものとして「デポジット」を預けるのが一般的です。

契約条件によって異なりますが、家賃数ヶ月分を預けるケースがあります。

一方、日本でよく聞く「礼金」は、タイの一般的な住宅賃貸ではほとんど見かけません。

タイ人に、

「礼金といって、大家さんにお礼として家賃1ヶ月分を……」

と説明すると、

「なんで?」

となるかもしれません(笑)。

確かに改めて説明すると不思議な文化ですよね。

敷引きも一般的ではない

日本では地域や契約によって「敷引き」という仕組みがありますが、タイでは一般的ではありません。

基本的には退去時にお部屋を確認して、必要な費用を精算したうえでデポジットを返金する流れになります。

退去時にダメージチェック

退去時には、

壁。

家具。

家電。

床。

カーテン。

水まわり。

など、お部屋の状態を確認します。

通常使用による劣化と、入居者によるダメージでは扱いが異なる場合があります。

壊してしまったものなどがあれば、修繕費用をデポジットから差し引いて精算することがあります。

だからこそ入居時の状態確認が大事です。

最初からあった傷を見つけたら、

「まあ小さいからいいか」

ではなく写真を撮っておきましょう。

1年後の自分を助けてくれます(笑)。

契約書は英語が一般的

外国人向けの物件では、英語の賃貸契約書を使用するケースが多くあります。

最初に見ると、

「急に英語のテスト始まった?」

と思うくらい長い契約書もあります(笑)。

分からない条項がある場合は、サインする前に確認しましょう。

特に、

・途中解約
・デポジット返金
・修理費用
・ペット
・更新条件

などは重要です。

基本は1年契約

コンドミニアム・アパート・サービスアパートともに、基本的には1年契約が一般的です。

短期の場合はアパートやサービスアパートが中心となり、6ヶ月などの契約ができる物件もあります。

「日本ではこうだから」は通用しないことも

海外での契約なので、日本の賃貸ルールと完全に同じではありません。

「日本では大家さんが払うものだから」

と思っていても、タイでは契約上入居者負担という場合もあります。

大切なのは、

日本の常識で判断するのではなく、その契約書を確認すること。

契約書は長くても、読まなかったから無効にはなりません(笑)。

分からないことは契約前に確認して、納得したうえでサインしましょう。

⑩ コンドミニアム・アパート・サービスアパートの違い

バンコクでお部屋探しをすると、

「コンドミニアム」

「アパート」

「サービスアパート」

という3つの言葉が出てきます。

日本人からすると、

「全部マンションじゃないの?」

となりますよね。

見た目は似ています。

でも中身は結構違います。

コンドミニアム=部屋ごとにオーナーが違う

コンドミニアムは、日本でいう分譲マンションに近いイメージです。

一部屋ごとにオーナーさんがいます。

つまり同じ建物でも、

501号室のオーナーさんと502号室のオーナーさんは別人。

そのため内装、家具、家電、家賃などが部屋ごとに違います。

隣の部屋がものすごくおしゃれでも、

「じゃあ私の部屋も同じにしてください」

とはなりません(笑)。

オーナーさんが違います。

アパート=建物全体が同じオーナー

アパートは、建物全体を一つの会社やオーナーが所有・管理しているタイプです。

そのため管理窓口が一本化されており、設備トラブルなどの対応が比較的スムーズなケースがあります。

お部屋の内装や家具もある程度統一されていることが多いです。

ファミリー向けの広いお部屋がある物件も多く、日本人駐在員にも人気があります。

サービスアパート=ホテル+住居

サービスアパートは名前の通り、「サービス」が付いた住居。

ホテルと賃貸マンションの中間のようなイメージです。

物件によって、

・清掃
・リネン交換
・タオル交換
・朝食
・光熱費
・インターネット

などが家賃に含まれていることがあります。

「掃除はなるべくしたくありません」

という方にとっては、とても魅力的です。

帰宅したら部屋がきれい。

家に妖精がいるわけではなく、サービスです(笑)。

修理対応も違う

コンドミニアムの場合、大きな修理や交換ではオーナーさんの許可が必要になることがあります。

アパートやサービスアパートは建物側で対応できる範囲が広く、比較的スムーズなこともあります。

この違いは、実際に住み始めてから意外と大きく感じます。

どれが一番いい?

これも答えは、

人によります。

コンドミニアム
→ デザインや物件の選択肢を重視したい

アパート
→ 管理やファミリー向け環境を重視したい

サービスアパート
→ 清掃などのサービスを重視したい

というイメージで考えると分かりやすいでしょう。

家賃だけで比べるのではなく、

「その家賃に何が含まれているのか」

を見ることも大切です。

同じ80,000バーツでも、条件は全然違います。

見た目は似ていても中身は別物。

タイのお部屋探しでは、この3種類の違いを知っておくだけでも物件選びがかなり楽になります。

⑪ バンコクで「駅近」だけで物件を選ばない方がいい理由

日本でお部屋を探すとき、

「駅徒歩5分以内」

という条件はかなり重要ですよね。

その感覚のままバンコクで物件を探すと、

「絶対BTS駅近!」

となりがちです。

もちろん駅近は便利。

でもバンコクでは、

駅近=誰にとっても最強

とは限りません。

車通勤なら駅より道路

毎日会社まで車で通勤する方なら、BTS駅から徒歩3分でもほとんどBTSを使わないことがあります。

それより、

「朝、車がソイから出やすいか」

「会社までどのルートを使うか」

の方が重要かもしれません。

駅徒歩2分なのに、毎朝駐車場から大通りへ出るのに20分。

これでは駅近の称号を持っていても、あまり嬉しくありません(笑)。

子どもの学校も重要

ご家族で住む場合、お子様の学校やスクールバスも大きなポイントです。

駅に近くてもスクールバスのルートから外れている。

逆に駅から離れていても、学校へのアクセスが良い。

こういうことがあります。

大人にとって便利な場所と、家族全体にとって便利な場所は違うこともあります。

スーパーへのアクセス

実際に生活すると、

BTSよりスーパーへ行く回数の方が多い。

そんな方もいます。

特に小さなお子様がいるご家庭や自炊をされる方は、スーパーへのアクセスがかなり大事です。

買い物袋を両手に持って35℃の中を徒歩15分。

途中で、

「家賃をあと3,000バーツ上げてでもスーパーの近くにすればよかった」

と思うかもしれません(笑)。

シャトルサービスがあれば駅から遠くても便利

バンコクにはBTSやスーパーまでシャトルサービスを運行している物件がたくさんあります。

駅から徒歩15分でも、

「毎朝玄関からBTSまで送ってくれる」

なら、駅徒歩7分の物件より楽な場合もあります。

内覧時には、

・運行時間
・行き先
・予約制か
・送りだけか往復か

などを確認しましょう。

雨季の徒歩5分は別物

晴れた日に地図を見ると、

「駅まで700m?余裕!」

と思います。

でも、

35℃。

湿度高め。

突然のスコール。

歩道に大きな水たまり。

という条件が揃うと、700mの印象はかなり変わります(笑)。

内覧するときは、

「ここを毎朝スーツで歩けるかな?」

と考えてみてください。

駅近は大切。でも生活全体を見る

駅近を否定しているわけではありません。

BTSを毎日利用する方なら、もちろん大きなメリットです。

ただ、

「駅徒歩〇分」だけで物件を決めない。

これがバンコクでは大切です。

通勤、学校、スーパー、病院、渋滞、シャトル。

全部を含めて自分の生活動線を考える。

素敵なお部屋に住むことも大切ですが、

毎日ストレスなく帰宅できることも同じくらい大切です。

駅は引っ越してきてくれませんからね(笑)。